アメリカ車

クライスラー

クライスラー社の成り立ち

アメリカのランドマーク的存在として人気を博すクライスラーは、現在もなおアメリカ車の代表的なクラシック・スタンダードとしての地位を確立しています。1925年にウォルター・クライスラーが設立したクライスラーコーポレーション(Chrysler Corporation)からクライスラーの歴史は幕を開けました。クライスラーは長らくビックスリーの一角としてアメリカ自動車産業に君臨していましたが、米国金融危機を発端とした世界的不況の影響で破産。2009年4月30日に、連邦倒産法第11章の適用申請を行います。しかしながら同年の6月10日に法的手続きが完了後、約1か月という驚異的スピードで再建。現在では、イタリアのフィアット傘下に入っています。

クライスラー・ダッジ・ラム・Jeep・モパーを展開するクライスラー

クライスラーは2016年以降、「クライスラー」「ジープ」「ダッジ」「ラム」の4つの自動車ブランド。それに部品・カーアクセサリーブランドの「モパー」の計5ブランドを擁しています。これら5つのブランドは、すでに社内組織として独立。それぞれに社長兼CEOが配置され運営されています。

クライスラーの各ブランド概要

「クライスラー」は、ミニバンやセダンを高級車仕様へと対応可能な乗用車を揃えたブランド。また「ジープ」は、四輪駆動車を代表するほど有名なブランドであり、バラエティに富んだSUVを展開します。 「ダッジ」は、独創的なセダンやミニバンなどのラインアップを。ダッジから切り離されたブランドである「ラム」は、クライスラーの売り上げの原動力ともいえるピックアップトラックが主な戦力になっています。

クライスラー主な自動車製メーカー・ブランド

クライスラー

「クライスラー」はミニバンやセダンを中心に、小型車~高級車まで多様な車種を取り揃えています。

ダッジ

クライスラーのハイパフォーマンス・ブランドである「ダッジ」は、以前は販売の78%をダッジ・ラムなどのトラックが独占していました。しかし2009年、トラック部門はラム・トラックスとして分離し、その後ダッジは乗用車専門のブランドとなります。

Jeep

クライスラー社の四輪駆動車ブランドである「ジープ」は、その卓越した設計と評判から、単なるブランドに留ることなく、民生のクロスカントリーカーや小型軍用車両の代名詞ともいえる存在を確立します。現在においても昔のデザインイメージを踏襲しつつ、時代の変革に沿ったデザインを施し根強い人気を博しています。

ラム・トラックス

ダッジの看板車種である「ラム・トラックス」は、ピックアップトラックの販売台数の半を占めていたラムが、ダッジから分離し、ひとつのブランドとして2009年に発足しました。
クライスラーによると、ラムブランドはイメージやファッションで購入するカジュアルユーザー対象ではなく、本来のトラックの顧客をメーンターゲットにしていく方針であるとしています。
ダッジは2010年、モデルイヤーから乗用車専門のラインナップとなり、それまでクライスラーが製造していたピックアップ・ヘビーデューティートラックは、ラムブランドのもとで
販売することとなりました。