アメリカ車

キャデラック


キャディ:caddyの愛称で呼ばれるキャデラックは、アメリカを代表する高級乗用車の代名詞。

 

アメリカンラグジュアリーの伝統「キャデラック」

アメリカ車や車に興味がない人でも、「キャデラック」という名称は聞いたことがあるのではないでしょうか?キャデラックは、言わずと知れたアメリカを代表する高級車のブランド。母国アメリカでは、歴代米国大統領の専用車として採用されてきました。英国のロールス・ロイス。ドイツのメルセデスと並ぶ大看板は、アラブ首長国連邦をはじめ多くのVIPから愛されています。

大統領専用車としてのキャデラック

先ほども書きましたがキャデラックは、現役の米国大統領専用車。1912年にウィルソン大統領の専用車の座を獲得したあと、2018年現在ドナルド・トランプ大統領まで実に108年もの間、大統領専用車の座を守り続けています。このことからも、いかにキャデラックがアメリカ国内でVIP御用達の車として認識され続けてきたかがわかります。

アメリカが誇る伝統と格式が漂うブランド

これは日本車を代表するトヨタの「クラウン」にも言えることなのですが、キャデラックは誕生から長らくアメリカ国内のターゲットに絞ったマーケティング戦略を取ってきました。海外へは、日本や台湾・カナダそれにフィリピンなど旧西側陣営かつ、よりアメリカと親密でGMの影響が大きいマーケットに限り正規輸出されていました。東西の垣根を無視すれば、アラブの王国など親米であり比較的豊かな国だけが、キャデラックを手にすることができたのです。それ以外の国、たとえば英国やドイツなどでは、キャデラックを手に入れる手段は並行輸入しかありませんでした。

右ハンドルのキャデラック

時代は下り2,000年代に入ると、GM・キャデラックにも変化が現れます。それまで決して他国に歩み寄ることのなかったキャデラックが、「セビル」に限り英国や日本向けに右ハンドル車をリリース。世の車好きやジャーナリストを驚かせました。その後、かつての敵国陣営である、ロシアや中国にも正規輸出を開始。世界中のcaddyファンから好評をもって向かい入れられることになります。

キャデラックのライバルは?

単なるイメージかもしれませんが、キャデラックのライバルは?と問われれば何と答えますか?ベンツ?ロールス?たしかにこれらの高級車も、いわばキャデラックのライバルといえるかもしれません。しかし同じアメリカ車でメーカーとしてもライバル関係にある、フォードの高級ブランド「リンカーン」が実質的なライバル車だといえるでしょう。

「キャデラック」の創始者は「リンカーン」と同じ人物

アメ車つうの中では結構有名な話ですが、「キャデラック」「リンカーン」このアメリカを代表する高級車ブランドの創設者は同一人物。その人物こそ、ヘンリー・リーランドその人です。リーランドは、若いころに銃器メーカーのコルトやスプリングフィールド兵器工廠で技術を学んだ人物。その後オールズモビルとの取引を経て、フォードの立ち上げに関わり、キャデラック社を創設。1909年にGMに会社を売却して、自身もエンジニアとしてGMに残るも、意見の対立から退社。1917年にリンカーン社を立ち上げます。その後、リンカーン社はフォードに買収されますが、リーランド自身はフォード内でエンジニアとして生涯を高級車の生産に捧げました。

キャデラックの代表的な車種

キャデラック CTS

CTSは新時代のキャデラックを代表する、ダウンサイジングカー「カテラ:CATERA」の実質的な後継車。とくに2013年式以降となる現行モデルは、ニュルブルクリンクで開発が進められた先代モデルの流れを継承。走りを意識したモデルとなっています。欧州ではEセグメントに分類されるキャデラックCTSは、3.6L V6・3.6L V6 ツインターボ(Vスポーツ)・6.2L V8 スーパーチャージャー(CTS-V)・2.0L L4 直噴ターボを搭載。最強バージョンであるCTS-Vは649馬力を叩きだすモンスターセダンです。

キャデラック ATS

キャデラックATSは、CTSの弟分にあたるモデルです。非常に軽量で剛性の高いFR専用シャーシ、“アルファ・アーキテクチャ”を採用しています。高張力鋼板をボディ各所に用いることで、欧州Dセグメントにおいても、かなり軽量な部類の車となりました。キャデラックATSのランナップは、クーペ・セダン・ターボを採用する「セダンV」という3つのラインナップ。2.0L 直4 DOHC 直噴ターボと3.6L V6 ツインターボを搭載し、276馬力という高出力を誇ります。

キャデラック エスカレード

キャデラック エスカレードは、GMを代表する大型高級SUV。5195×2065×1910mmという圧倒的な大きさは威風堂々として、見る人にとてつもないインパクトを与えます。現行モデルが搭載するエンジンは6153ccのV8 OHV。最高出力は426psでトルクにいたっては、623Nmという途方もないもの。欧州車も人気ではあるものの、最上級セグメントのジャンルではここ数年米国市場でもっとも売れているフルサイズSUVです。